Snowflake MCP Serverの選択肢が増えてきた
最近、Snowflake-Labs管理のOSS版MCPサーバーや、Snowflake公式のManaged MCPサーバーが登場し、SnowflakeエコシステムにおけるMCPの選択肢が増えてきました。
1. Snowflake Managed MCP Server
公式ドキュメントSnowflake公式から提供されるマネージド版のMCP Serverです。 スキーマオブジェクトとして管理され、特に自前でホスティングする必要なくMCPサーバーを立てること可能です。 利用できるツールとしてはCortex AnalystとCortex SearchのみとなりOSS版と比較すると利用できるツールが少ないです。
2. OSS版 MCP Server
GitHub: Snowflake-Labs/mcpSnowflakeが公式に管理・メンテナンスしておりCortex系のサービスとSQL・セマンティックビューのクエリが可能です。 stdioとStreamable HTTP両方の通信方式に対応しているのでローカルで利用することもリモートMCPサーバーとして利用することも可能です。
比較表
| 項目 | Managed版 | OSS版 |
|---|---|---|
| 提供元 | Snowflake公式 | Snowflake-Labs(オープンソース) |
| ホスティング方式 | Snowflake側で管理(リモートのみ) | 自前でホスティング or ローカル利用 |
| 使えるツール | Cortex Analyst、Cortex Search | Cortex Agent、Cortex Search、Cortex Analyst、SQL実行、Semantic View Query、Object Manager |
| 認証方式 | OAuth(Snowflake built-in OAuth) | ユーザー/パスワード、キーペア、OAuth、SSO、MFA |
現状Managed版は利用できるツールが限られているためセキュリティ的な要件が厳しくない限りOSS版を利用するほうがベターでしょう。
今後Managed版の機能拡充が進むかもしれませんので、引き続き注目していきたいと思います。
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