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Snowflake MCP Serverの選択肢が増えてきた

makotyo,2 min read

最近、Snowflake-Labs管理のOSS版MCPサーバーや、Snowflake公式のManaged MCPサーバーが登場し、SnowflakeエコシステムにおけるMCPの選択肢が増えてきました。

1. Snowflake Managed MCP Server

公式ドキュメント

Snowflake公式から提供されるマネージド版のMCP Serverです。 スキーマオブジェクトとして管理され、特に自前でホスティングする必要なくMCPサーバーを立てること可能です。 利用できるツールとしてはCortex AnalystとCortex SearchのみとなりOSS版と比較すると利用できるツールが少ないです。

2. OSS版 MCP Server

GitHub: Snowflake-Labs/mcp

Snowflakeが公式に管理・メンテナンスしておりCortex系のサービスとSQL・セマンティックビューのクエリが可能です。 stdioとStreamable HTTP両方の通信方式に対応しているのでローカルで利用することもリモートMCPサーバーとして利用することも可能です。

比較表

項目Managed版OSS版
提供元Snowflake公式Snowflake-Labs(オープンソース)
ホスティング方式Snowflake側で管理(リモートのみ)自前でホスティング or ローカル利用
使えるツールCortex Analyst、Cortex SearchCortex Agent、Cortex Search、Cortex Analyst、SQL実行、Semantic View Query、Object Manager
認証方式OAuth(Snowflake built-in OAuth)ユーザー/パスワード、キーペア、OAuth、SSO、MFA

現状Managed版は利用できるツールが限られているためセキュリティ的な要件が厳しくない限りOSS版を利用するほうがベターでしょう。

今後Managed版の機能拡充が進むかもしれませんので、引き続き注目していきたいと思います。

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